日本人に向いた潜在意識の活用法とは?

日本人に向いた潜在意識の活用法とは?


 ジョセフ・マーフィーが説く「潜在意識の法則」、ナポレオン・ヒルが説く「思考は現実化する」から始まり、「引き寄せの法則」、「ザ・シークレット」などなど。成功法則や自己啓発の本は、次から次へと出版されています。

 これらの「イメージすれば願いは叶う」というメッセージが、キャッチ―で受け取り易く、あたかも自分のすべての問題が解決できると思わせる「万能薬」のようなメッセージです。

 手軽さと、心地よく魅力的な響きをもったこのメッセージに、「なるほど!」「試してみたい!」と、多くの人が自然と納得してしまいました。

 しかし、次々と出版される書籍の数と比較して、実際に上手くいったという例を聞くことは、それほど多くはありません。また、その内容は、興奮して読んではみるものの、実に抽象的であり、どれも実践的とは言い難いのが実情です。

 これらは、すべて西洋の考え方に基づく成功法則や自己啓発であるという点に落とし穴があるのです。

 日本と西洋とでは「価値観」が基本的に違うために、それぞれに書かれている内容はなんとなく理解できるのですが、具体的な実践方法が見えてこないのです。


■農耕民族と狩猟民族の価値観の違い

 その大きな原因は、日本人が農耕民族であり、西洋人は狩猟民族であるということにあります。

 日本人のような農耕民族は、収穫の時期になると全員総出で作業に参加して協力とモラルが重要視されます。また、その「長(おさ)」は全員のコンセンサスを重要視して会議を行い、調和が取れた答えを導きだすようにします。

 一方、西洋人のような狩猟民族は、各自が森に出かけて狩猟する成果主義となります。また、その「長(おさ)」は実績と結果で成りあがった実力者であり、自分の決定に自信をもって、トップダウンで判断を行います。

 このように、日本人は「他尊心の精神」「和を以って尊し」の考えを重視しており、西洋人の「個人主義」「結果主義」とは、その文化や「価値観」の違いが顕著となっているのです。

 根本にある「価値観」が違うのですから、西洋人の成功法則や自己啓発の本の内容を、一見すると理屈的に正しいと判断できても、いざ、「行動」に移そうと思ったときに、腑に落ちない点が出てくるのです。


■横並び教育と個人主義教育の違い

 また、人間は誰しも健全な自己愛を持って生まれてくるのですが、日本では「横並び教育」「賞罰教育」などで、比較や否定されて育てられるので、自己の肯定感や自主的な判断力は失われており、他人の評価や価値観によって自己を判断してしまいます。

 一方で、西洋では、子供たちの能力や可能性を受け身にせずに、積極的に前へ引き出すことを目的としており、個性を尊重し、間違いを叱るより、成功を褒めるという教育がなされることで、自主性、個性、自己主張、個人主義が主要な考え方となってくるのです。

 この教育の差が「行動」に及ぼす影響は非常に大きく、日本人は行儀やマナーは良いのですが、「自己受容」の力が弱く、どうしても「出る杭は打たれる」という言葉があるように「独創性」や「行動力」が弱くなります。

 一方で、西洋の教育では、「自己受容」が強くなるので、「行動力」や「自信」が強くなる傾向があります。フットワークが軽く、しかも、ポジティブで前向きな「行動」が衝動的に出てくるというメリットが生まれます。ただし、周りの状況や最終目的を考えずに「行動」に移りやすいデメリットもあります。


■西洋の成功法則はイメージや感情の方向性を重要視して説いている

 この為、「行動力」や「自信」などは、海外の人にはあらかじめ備わっているために、西洋の成功法則や自己啓発書は、「イメージすれば願いは叶う」というように、イメージや感情の方向性を重要視するように導いており、「行動」や「自信」に関しての記述の必要性がほとんどありません。

 逆に、日本人が「願望実現」に必要なのは「自己受容」をして「自信」をもつこと。また、自分の「独創性」をいかに生かすこと。さらに、いかに「決意」したことを「行動」に移すかということを重要視すべきであり、西洋の成功法則や自己啓発書とは、全く違ったベクトルからの説明が必要となってきます。

 これを、スキーに例えれば、日本人が基礎的(自己受容、独創性、行動)な練習をもたずに、いきなりリフトで頂上まで連れていかれて、麓のゴール(目標設定)を目指せと言われているようなものです。スキーのなんとなくのイメージは分かるのですが、説明(成功法則)を聞いてもどうやって麓のゴール(目標設定)到着したら良いのか分からないということです。

 西洋人には、元から基礎(自己受容、独創性、行動)が養われていますので、説明(成功法則)を聞いてゴール(目標設定)が見えるのであれば、あとはテクニックを磨けば自然とゴールに辿り着けるということです。


■日本人は精神性の豊かさを重視する

 さらに、西洋の成功法則や自己啓発には、「引き寄せの法則」といわれるように、「お金を引き寄せる」「名声を引き寄せる」など、自分に向けて「引き寄せる」という発想であり、自己中心的に「自我」や「エゴ」の欲求を満たすことに重点が置かれており、横並び発想の日本人には、「精神性」が軽視されている点も受け入れ難いところかもしれません。

 実際に、海外で成功者と呼ばれる人は、まずは、「お金」と「名誉」を得ることを目的として突き進みますが、「お金」と「名誉」を十分に得ると、それだけでは「幸せ」になれないということに気づきだして、その後に、寄付や社会貢献などの「世の為、人の為」と活動をし始めるのです。

 これに対して、日本人には、自分の利益だけを追い求めても「幸せ」にはなれず、他人から感謝されたり、喜ばれたりすることを重要視する「精神性」な豊かさは、あらかじめ持ち合せています。


■西洋人と日本人の「労働」に対する価値観の違い

 また、西洋人と日本人では、特に「労働」というものに対する価値観が大きく異なります。

 西洋人の思想の土台である「キリスト教」の教えでは「労働は罪である」とされています。それは、アダムとイヴはエデンの園で楽しく遊び暮らしていのたが、神に背いて、木から実を取って食べたので、「罰」として与えられたのが「労働」です。

 そのため、西洋人にとって「労働」は「罰」であるという考えが根づき、できるだけ「労働」は避けたいものであり、長期間の「休み」を取りたがります。

 結果として、人生の若いうちに一生分のお金を獲得し、早期リタイヤをする者が「成功者」として認められるのです。

 一方で、日本人の思想の土台である「八百万の神々」は、実によく働いて休むことはありません。

 日本では、古くから「労働」は神聖な行為として描かれおり、「労働」は恵みがもたらされる神事であるという考えが根底にあります。その為、「労働」が「生きがい」であるという考えが根づいています。

 結果として、日本人は、長期休養をしたり、定年を迎えたりして、「暇」な時間を得ることができたとしても、最初の何日かは楽しく過ごせるものの、すぐに「暇」に飽きてしまうようになるのです。その結果として、一生を通じて自分が取り組める「労働」という名の「やりがい」や「生きがい」を求めるようになるのです。

 このように、西洋人は「労働」は「罪」や「義務」であり、若くして早く「富」を引き寄せることが「幸せ」につながるという「価値観」であり、一方で、日本人は「労働」は「生きがい」であり、二宮金次郎が主唱していた「積小為大」という言葉があるように、努力を積み重ねることが、やがて大きな「富み」を引き寄せるという、大きな「価値観」の違いがここでも顕著にあります。


■西洋の成功法則は日本人にはしっくりこない

 このように、さまざまな「価値観」の違いがあるために、日本人では、西洋的な思考のできる一部の数%の人だけが、西洋の成功法則や自己啓発の本を読んで、「願望実現」を果たすのみであり、多くの日本人は、「理解はできるがしっくりこない」という違和感を持ち、これも違うあれも違うと、西洋の成功法則に振りまわされて、どれが現実実現のベストな方法なのか分からなくなり、あたかもジプシーのようになって、さまよっているのが実状です。

 実際に、日本人で「引き寄せの法則」などに関して執筆される多くの方が、海外に留学したり、実際に生活した経験ため、考え方にグローバルな方が多いように感じられます。

 このように、西洋の成功法則や自己啓発の本を読んでも日本人が成功できないのは、日本人には理解しずらい西洋的な「価値観」と、安易に「お金」や「地位」に「幸せ」を求める思想が根づいていない為かもしれません。

 結果として、「自己」や「エゴ」を満足させるための西洋的な「成功法則」の発想を、「他者」や「社会」を満足させることに置き換えてみれば、日本人の求める本当の「成功法則」が見つかるのかもしれません。


■めまぐるしく変わる社会情勢の変化と成功法則

 西洋人と日本人の「価値観」の違いのみならず、社会情勢の変化や進化の激しい現代社会において、100年以上前から伝わる従来の「成功法則」がそのままでは当てはまらなくなっているケースが少なくありません。

 従来の「成功法則」にあった、「自分のキャリア(生き方)は、自分自身の意志で意図的に積み上げて形成していく」という考え方から、変化のスピードが速い現代社会では、「予期しない出来事や偶然の出会いによって自分のキャリア(生き方)が決定される」という「計画的偶発性(プランドハップンスタンス)理論」が支持されています。

 これは、未来の目的地を設定したら、未来の目的地に対する方法論に係わるよりも、臨機応変に、今現在において、見つけられていない出会いやチャンスを大切にキャッチすることが重要であるということです。

 実際に、現在の成功者と呼ばれる多くの人には、将来のビジョンを持ちながら(従来型の成功法則)、さらに、今現在の偶然の出会いやチャンスをキャッチすること(計画的偶発性理論)で成功している共通点があります。

 このように、従来の西洋的発想の成功法則や自己啓発は、日本人には重要な基礎部分(自己受容や行動)が欠けていたり、変化のスピードが速い現代社会では適応しなくなってきています。


■日本人のための成功法則の考察

 そこで、これまでの西洋の成功法則や自己啓発を、どうしたら今現在の日本人が具体的に理解しやすくなるのか、このサイトで考察してみました。

 もちろん、西洋の成功法則や自己啓発の本の内容に間違いがあるとは思いませんので、基礎的な考え方は同じです。さらに、日本人向きな具体的で実践的な方法論を述べていきたいと思います。

 ただし、これは、「お金」「地位」「名誉」を引き寄せるような内容ではありません。「わたしはどうなりたいのか?」「みんなに何を与えられるのか?」という本当の「幸せ」を求める人生のテーマに対する追求方法です。

 『あなたが、あなたらしく、幸せに輝く』ための「潜在意識」を利用した「願望実現」の方法です。

 「お金」「地位」「名誉」などは、『あなたが、あなたらしく、幸せに輝いた』その後のあなたに約束されたプレゼントとなることでしょう。

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潜在意識には2種類ある

潜在意識には2種類ある

 わたしたちの意識には、「顕在意識」と「潜在意識」があるというのはよく知られています。

 「顕在意識」とは、自分で考えて、行動することが出来る意識です。善悪を判別したり、不安になったり、悩んだりするのも、「顕在意識」が行っています。

 一方、無意識領域の「潜在意識」とは、本人に自覚されることなく、心の奥にひそんだ意識で、行動や考え方に影響を与える意識です。自律神経も「潜在意識」がコントロールしているため、起きているときはもちろん、眠っている間も、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、食べものを消化したり、体温調節をしたり、新陳代謝をさせたり、ホルモンの分泌などの微調整まで、生きていくために必要な働きをしてくれます。

 また、「潜在意識」は、過去の経験や知識など、本人が忘れていても記録されているところであり、未来の情報についても感知している可能性まであります。

 さらに、自分以外の意識とつながり「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」を起こしたり、「火事場の馬鹿力」といわれるような自分の身体能力の限界を超えた力を発揮させたりもします。

 わたしたちが、もし「願望実現」を望むのであれば、この秘めた能力をもつ「潜在意識」を活用することは不可欠であるといえます。

 まずは、そんな「潜在意識」の秘密を覗いてみましょう。


■潜在意識のその1:「個人的無意識」

 人間のそれぞれ個人の意識は「顕在意識」と「潜在意識(個人的無意識)」の2つで構成されています。

顕在意識・潜在意識(個人的無意識)

 この「潜在意識(個人的無意識)」を唱えたのはオーストリアの精神分析学者のフロイトであり、 人の「顕在意識」の奥底には「潜在意識(個人的無意識)」が存在するということを発見しました。

 「顕在意識」は、人の意識のおよそ10%で、自分自身を自覚してコントロールしていると感じる意識であり、「潜在意識(個人的無意識)」は人の意識のおよそ90%で、ほとんど使いこなせていない領域とされています。

 これは、人間の意識を氷山に例えれば、「顕在意識」は「水面上に浮かんでいる小さな山」に例えられ、「潜在意識(個人的無意識)」は「水面下にある巨大な氷の塊」に例えられて、「顕在意識」と「潜在意識(個人的無意識)」との力の大きさの差を説明したりします。

 また、「顕在意識」の情報処理能力の速さは、毎秒およそ130ビットであり、「潜在意識(個人的無意識)」の情報処理能力の速さは、毎秒およそ1000万ビットとされてります。これは、「潜在意識(個人的無意識)」の情報処理能力が、「顕在意識」のおよそ77000倍であることを示しています。

 このように、「潜在意識(個人的無意識)」は、脳の働きの90%を占めているのにもかかわらず、ほとんど使用されていないのは非常にもったいないことです。隠れていたり、眠っていたりする「潜在意識(個人的無意識)」の可能性には計り知れないものがあるのです。

 普段からあなたが考え続けていることは「顕在意識」では認識していませんが、「潜在意識(個人的無意識)」にはどんどんインプットされていきます。そして、「潜在意識(個人的無意識)」があなたが意図したことが上手く叶うように常に活動をしていきます。

 例えば、テレビである俳優が出てきたときに、「この人誰だっけ?」と思ったり、一生懸命考えてもアイデアが浮かばなかった時でも、お風呂や就寝前のリラックスしたときなどに、ふっと答えが浮かぶことが誰でもあるでしょう。これは、自分の「潜在意識(個人的無意識)」に問いかけた質問が、一定の時間を掛けて、答えを導き出してくれたのです。

 あなたが、ダイエットを決意して「わたしは10kg痩せる」と「決意(意図)」した場合には、普段は何気なく見ていたテレビや新聞や雑誌から「潜在意識(個人的無意識)」は「ダイエット」という項目にフォーカスして、情報収集と分析を自然と促すことで、あなたに適切な情報やアイデアを思い起こさせてくれるのです。

 このように「潜在意識(個人的無意識)」の力により、自主的に自分の意図したことを引き寄せることが「潜在意識の活用法」のひとつ目です。


■潜在意識のその2:「集合体無意識」

 フロイトによって、人間の意識は「顕在意識」と「潜在意識(個人的無意識)」の2つで構成されていると前記しましたが、その後、スイスの精神科医のユングは、すべての人間の「潜在意識(個人的無意識)」の奥底では誰もが「集合体無意識」で繋がっているとしました。

 これは、人間の身体という一面で見ると、一人一人が分離した個人となりますが、「潜在意識」の側面から見ると、全ての人間は「集合体無意識」によって繋がっているということです。

顕在意識・個人的無意識・集合体無意識

 ある人に電話をかけようと思ったときに、偶然にその相手から電話がかかってくる。喫茶店で話をしていたら、話題の人が喫茶店に偶然に入ってきたなど、意図してやろうと思ってやってもできないような偶然のことを「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」と言います。

 これは、自分と相手とが「集合体無意識」を通じて繋がっていて、相手の動向をキャッチできたとこいうことです。

 例えば、あなたが、お花屋をやりたいと「決意(意図)」した場合に、「集合体無意識」が利用できれば、出店するためのノウハウ、出資者、有望なスタッフなどが、「集合体無意識」を通じて、「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」で繋がることで、自然と集めることも可能だということです。

 「集合的無意識」にあなたの「決意(意図)」が反映されることで、思い描いている願望や状況が偶発的に引き寄せられてくるのです。

 あなたの内側が外側にシンクロして反映しますので、あなたに不安がなくポジティイブに「集合体無意識」に働きかければ、幸運でポジティブな偶然が必然的に降り注いでくるのです。

 このように「集合体無意識」の力により、偶発的に自分の「決意(意図)」したことを引き寄せることが「潜在意識の活用法」のふたつ目です。


■「個人的無意識」と「集合体無意識」の2つの「潜在意識」を活用する

 これで、「潜在意識」には、「個人的無意識」の力により、自主的に自分の「決意(意図)」したことを引き寄せることと、「集合体無意識」の力により、偶発的に自分の「決意(意図)」したことを引き寄せることの2つの種類の働きがあることをご理解いただけたと思います。

 自分が意図したことで、「個人的無意識」が活性化されて、自分の才能や能力が奮い立たされ、さらに、「集合体無意識」に作用することで、「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」が起こされ、あなたに必要なものは、全て引き寄せられるということです。

 このことは、「潜在意識」を利用して願望の実現を望むのであるならば、まずは、「個人的無意識」にアクセスして、さらに、深度を下げていくことで「集合体無意識」にアクセスしていく必要があるということです。

  きっと、天才、偉人、発明家、成功者と呼ばれた人は、きっと、この「個人的無意識」や「集合体無意識」にアクセスする方法を意識的、もしくは無意識に知っていたことで偉業を成し遂げたと考えられます。

 ただし、あなたの普段の思考や心のあり方を「個人的無意識」も「集合体無意識」も、常に反映していますので、良い思考でも悪い思考でも、ポジティブにもネガティブにも、あなたの思考や感情の方向に引き寄せることになってしまいます。

 「潜在意識」には、善悪の判断がないため、自分にとって望ましい状況も、望ましくない状況も、引き寄せてしまうことには、注意が必要なことも忘れてはいけません。

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「個人的無意識」のメカニズム

「個人的無意識」のメカニズム

 「潜在意識」には、「個人的無意識」と「集合体無意識」の2種類があると述べました。(潜在意識には2種類ある

 まずここでは、「個人的無意識」のメカニズムについて考えてみましょう。

 先に、「個人的無意識」の力により、自主的に自分の意図したことを引き寄せることは可能であり、それは、「個人的無意識」があなたの意図したことにフォーカスすることで、情報収集と分析を自然と促し、あなたに適切な情報やアイデアを思い起こさせるためだとしました。

 この意味を例を挙げて説明します。

 「混んだ電車でも、わたしは頻繁に座ることができる」という女性がいます。

 これは、「わたしはいつも座席に座れるんだというイメージをもっているから座れるのである」という解釈が「成功法則」などでよく使われますが、実は、それは正解ではないんです。

 「混んでいても、ここに立って居ればきっと座れると、わたしの「個人的無意識」が導き出してくれた」というのが正解なんです。

 なにも、この女性がもつイメージを他の人が察知して席を用意してくれた訳ではないのです。

 この女性の「個人的無意識」に蓄積された電車内での洞察から導き出された答えを、毎回「個人的無意識」がアウトプットしているのです。

 これは、「いつも疲れて帰るから、座って帰りたい」という彼女の願望があって、「この時間帯はこの車列」「両端より中央の席が良い」「座っている人が顔を上げ周囲を見回した」などなど、彼女が今まで意識していなくても、彼女の「個人的無意識」が培った情報収集と分析をもとに導いたその時の「答え」に導き出しているだけなのです。

 引き寄せ教本の「ザ・シークレット」などを真似して、「駐車場では高確率でお店の入り口の近い場所に車を停められるようになった」というのは、お店の入り口の近い場所にフォーカスしたあなたの「個人的無意識」が、「この時間帯ならこちらから入庫すれば停めやすい」など、この駐車場の過去のさまざまな情報収集と分析をして導き出した結果なのです。

 決して、誰かがあなたのイメージを汲み取って、他の第三者が予め車を移動させてくれたわけではないのです。

 当然ですが、これは高確率であっても100%ではないハズです。

 これは、スピリチュアル的には残念と思われますが、ここでは、大切なのはそこではありません。

 「座って帰りたい」や「入口に車を停めたい」という自分の望ましい現実をあなたが望んだことで、あなたの「個人的無意識」は、現実に「わたしは混んだ電車でも頻繁に座ることができる」や「わたしは高確率でお店の入り口の近い場所に車を停められる」という「肯定的な考え」をあなたにもたらせて、「個人的無意識」がさまざまな情報収集と分析をして、答えを導き出してくれるのです。

 こうやって、自分が望ましい願望に対して、肯定的な答えを導き出すように働いてくれた「個人的無意識」をポジティブに捉えるという姿勢が繰り返し身につくことで、おのずと、「望ましい」と感じるものだけを見るようになっていくのです。

 人間はもともと、意識をネガティブな経験に焦点を当ててしまう習性があります。その為に、ストレスを感じたり、自分を不幸に感じたやすかったりします。このような状態では、「個人的無意識」の情報収集も分析も結果が望めなく、さらに、ネガティブな方向へ落ち込んでいきやすくなります。

 結果として、あなたが自分の望ましい現実を望んだことが最も重要であり、さらに、「個人的無意識」をポジティブに捉えるということで、成功体験は積み重ねられ、あなたの肯定的な心の姿勢が、「個人的無意識」を活気づかせ、さらに、あなたの願望に応えていくことが重要なのです。

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